
本記事では、「登山をしてみたい」や「登山をこれから本格的にやっていこう!」と考えている方向けに、登山を楽しむために知っておきたい専門用語について解説します。
登山に興味はあるけど...
・どこから知識をつければいいのかわからない...
・SNSを見ても言葉のいみがわからない...
と思い、なかなか第一歩が踏み出せない人もいるかと思います。
そのような初心者のために、
これだけは知っておいてほしい登山の専門用語について、紹介します。
後でも触れますが、登山用語の中には、公に定められていない用語もあります。そういった用語に関しては、筆者の解釈での紹介になります。そのため、他のブログや記事とは多少異なることがありますのでご注意ください。
装備や道具の名称
まずは、登山で使われる装備や道具についてです。登山をするうえで必要になるものばかりなのでしっかり覚えておきましょう。
アイゼン | 登山靴に装着し、雪道や凍結した道を歩くのに滑り止めとして働きます。10~12本爪のもの。 4~10本爪は軽アイゼンと呼ばれます。 |
ザック or バックパック | 登山向けのリュックサックです。 様々なサイズや機能性があり、個人個人の好みや目的に合わせて用意しましょう。 |
シングルバーナー | ガスボンベを使い、火を起こすバーナーのことです。軽量で登山でも持ち運べ、湯を沸かしたり調理することができる。 |
登山靴 | 登山向けの靴で、ソール(底)が堅く、足を守ってくれます。 かかとの高さの違いで3種類あります。 |
トレッキングポール or ストック | 登山用の杖です。 登山でバランスを取ったり、歩くサポートをしてくれます。 |
ピッケル | 雪山登山で使用する道具です。 突き刺して、制動をかけたりするのに使います。 |
ファーストエイドキット | けがや体調不良などに備えて、応急処置をするための道具が入っている。 |
ヘッドライト | 頭に付けるライトです。両手を空けて夜道を照らします。 暗くなるのが速い登山では、もしもの時に備えて必ず用意します。 |
レインウェア | 登山向けのカッパです。防水性に優れています。 登山をする方は必ず上下用意しましょう。 防寒着にもなります。 |
登山計画で使う用語
登山の本やSNSでもよく出てくる言葉です。計画を立てる際に役立つので少しずつ覚えていきましょう。
コースタイム | 標準的な所要時間です。休憩時間は含まれていない歩行時間のこと。 初心者はコースタイムよりも遅れているからと言って無理にペースを上げないようにしましょう。 |
縦走 | 山から山を連続してあるくこと。 |
ピストン | 同じ登山道を往復すること。 |
周回 | 違う登山道を通って、スタート地点に戻ること。 |
テント泊 | 道中で登山用のテントで宿泊すること。 スタート地点でテントを張り、荷物を置いて登山し帰ってきて泊まることも。 |
小屋泊 | テント泊の小屋バージョン。 ご飯を頂けます。 初心者の宿泊登山におすすめです。 |
デイハイク | 日帰り登山のこと |
渡渉 | 沢を橋を使わずに渡ること。 雨の翌日は増水に気を付ける。 |
エスケープ | 体調不良などで本来のルートより手前で下山すること。 |
標高差 | 登山口と頂上の標高の差 |
累積標高(登り・下り) | 登りまたは下りの標高差を合計した数字。 登山の難易度の指標になる。 |
レベルに関する用語(独自解釈含む)
登山における、低山と高山、ハイキングとトレッキング、初心者と中級者という言葉をよく聞くと思いますが明確な区別や定義はありません。ツアーなどでの定義づけも、各会社によっても異なることがあると思います。
ですので、一般的な解釈と筆者の独自の解釈を合わせて紹介しようと思います。本ブログでもこの解釈を基に使われます。
低山 | ~1000 mの山 また、それと同程度の山 |
中山(中低山) | ~2000 mの山 |
高山 | 2000 m~の山 |
ハイキング | 傾斜の少ないなだらかな道を歩くこと(尾瀬や美ヶ原など)。 山じゃない場合もある。 |
トレッキング | 山の中で歩く行為のこと。頂上を目指す訳ではない。 |
登山 | 山の頂上を目指し歩く行為のこと。 |
登山レベルに関して
レベル | 特徴・目安 | 例 |
---|---|---|
初心者 | ・登山経験0~4回程度 ・コースタイム3~4時間以内もしくは整備された道が中心の登山 | 高尾山、御岳山、大山、筑波山、棒ノ折山、鍋割山、塔ノ岳、大菩薩嶺、富士山 |
初級 | ・コースタイム4~8時間程度の登山 ・1泊の小屋泊分の荷物を装備した登山 ・岩場や鎖場も想定 | 雲取山、高尾山-陣馬山縦走、高水三山-棒ノ折山縦走、日帰り縦走、1泊小屋泊 |
中級 | ・10時間を超える登山 ・テント泊の荷物を装備した登山 ・鎖場や残雪期の雪山を想定 | 那須連山縦走、丹沢山-蛭ヶ岳縦走、鳳凰三山縦走、1泊縦走 |
上級 | ・2泊を超える縦走 ・積雪期の雪山登山 ・悪天候などの緊急時に対応できる | 北アルプス縦走、皇海山、雪山登山、2,3泊登山 |
「健脚向け」とは?
登山の本やサイトではよく「健脚」という言葉を使われます。レベルでいうと中級以上のニュアンスだと思ってください。
- 一日の歩行時間が7時間以上
- アップダウンの多い登山道
- 下山時にも脚力や持久力を要する
このような山が健脚向けと言われるような山です。初心者や初級レベルのうちは無理して挑戦せずに、体力や経験を積んでからにしましょう。
山に関する用語
山の地形や状態を指す言葉です。知っておいて損はないので少しずつ覚えていきましょう。
尾根 | 山頂と山頂をつなぐ道 |
カール | 谷の斜面にできたくぼみのこと。 涸沢や千畳敷のカールが有名です。 |
ガレ場 | 石や岩が積み重なった不安定な場所のこと。 |
キレット | 山と山の間がV字形にくぼんだ地形のこと。 |
鎖場 | 鎖を伝って登る岩場のこと。 ロープということもある。 |
ザレ場 | 砂で積み重なった斜面のこと。 |
三角点 | 頂上付近に設置されている、緯度経度の基準点のこと。 |
森林限界 | 環境条件によって森林が育たなくなる境界のこと。 |
雪渓 | 夏でも雪が残っている場所のこと。 |
峠 | 山道の一番高い場所のこと。 |
巻き道 | 岩場や雪道など通行困難な箇所を避けて迂回するための道。 |
峰 | 山の頂のこと。 |
稜線 | 尾根と同義。 |
嶺 | 峰と同義。 |
安全関係について
多くはありませんが、登山をするうえで安全に関わる大事な用語です。
アナフィラキシーショック | スズメバチに二度刺されることで起きうる。最悪、死に至るので要注意。 |
ガス | 霧や雲で視界が悪い状態 |
高山病 | 標高が高い状態(2500 m程度~)で、酸素不足に陥ること。吐き気や頭痛、めまいなどの症状がでる。 |
低体温症 | 雨風に長時間さらされるなどの原因で陥ることもある。寒気や判断力の低下、意識が薄れることまであるので注意が必要。 |
ビバーク | 緊急時に野営、野宿すること。 |
まとめ
以上が、初心者に知っておいて欲しい登山の用語でした。
少しでも山に関するイメージがついていただけたら幸いです。

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